④面接での珍プレー
どうか呆れないで読んで下さいね。お馬鹿すぎる私は、何も面接対策をしないまま(対策するということすら思いつかなかった)1次面接に臨みました。
最近この時の話を息子にした時に「え~?バカでしょ!さすがにそれはない。面接対策の本くらい売ってただろ?」と一撃されました(><)
1次面接が始まりました。面接官は社長おひとりでした。
※ここから社長のつぶやきが入りますが、ノンフィクションです。
私は面接に着ていくスーツなんて持っていません。とりあえず、夏だったので白いブラウスと母から借りた黒いタイトスカートで行きました。
☆社長のつぶやき
『スーツを着て来なかったのはこの人だけだが、何を考えてるんだろうか?』
お茶が出てきました。このお茶飲んでいいの?飲まない方がいいの?悩んでいる間に面接が終わってしまいました。
☆社長のつぶやき
『全員お茶を飲んだのに、この人はなぜ一口も手を付けないのだろう?』
舞い上がっていて、何を質問されたのか全く覚えておりませんが、おそらくとんでもない回答をしていたようです。
☆社長のつぶやき
『この人の自信は一体どこから来るのだろうか?ただ者じゃないのか?』
実は、この社長の疑問が、私が2次面接に進める理由になりました。
後で聞いた話だと、他の面接者と明らかに違っておかしかったそうです。
社長は、謎過ぎて私を2次面接に呼んだという事でした。しかし社長の謎は2次面接でさらに深まることになるのです(笑)
受かる気しかしていなかった私は、2次面接の知らせを聞いて更に舞い上がりました。
ここでもスーツを買いに行こうともせず、母の持っている洋服で済ませようとするお馬鹿ぶりです。2次面接は、えんじっぽいブラウスにタイトスカートで行きました。
☆社長のつぶやき
『今度は赤いシャツ?!こいつは俺に喧嘩売ってるのか?挑戦してきているのか?』
具体的な仕事の内容が説明されましたが、ちんぷんかんぷんでした。
おそらくきょっとん星人みたいな顔をしていたんでしょう。社長から、「君は経理は出来るのかね?」と優しく聞かれ、ものすごく自信満々に「はい!町内会で会計をやっておりましたので、経理には自信があります!」と、大真面目に答えていました。
☆社長のつぶやき
『こいつ、町内会の会計と経理を一緒にしているのか!完全に舐めてる!会社を舐めてるぞ!』
自分を殴るどころか、深い深い穴の中に閉じ込めたい。
嘘みたいな恥ずかしい話ですが、こうやって2次面接を終えたのでした。