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My奮闘記<離婚~起業まで>

⑧どうする?ちんぷんかんぷん給与計算!

ちんぷんかんぷんなまま、翌日一つ一つファイルを開いてみていくと、どうやら給与の計算をしたり、試算表を作ったり、入退社の手続きをしたり、助成金の資料を作ったりするんだな・・という概要は分かりました。
ただ、どうやるのか?は全く分からんですえーん

 社長は忙しくてオフィスにほとんどいませんでした。お~い誰に聞いたらいいんだ~い?!
そうだ!社長の奥さんがやっていたから分からなければ聞いていいと言っていたっけ・・という事で、さっそく電話して聞くことに。
これが地獄のはじまりでした。
ものすご~く冷たく怖い口調で「あなた秘書なんでしょ?そんなことも分からないの?」ガッチャン!と切られてしまいました。とほほ・・ショボーン

 そりゃそうだそりゃそうだ!だって、私は“ちゃんとした人”という事で、採用されたんですもんね。
奥さんそう思ってますよ。ちゃんとした人がですよ、初歩の初歩、「給与の社会保険料って何ですか?」って質問しちゃったんだから、もうぶちぎれるに決まってます。切れられて当然・・。

 さ~困った!どうする!当時は、何でもかんでもインターネットで検索できる時代じゃないんですよ~あせる
インターネットの検索機能が出来たか出来ないかくらいの時代です。まだまだ紙で全部提出していたし、その会社の給与計算も紙でした。
給与明細も手で書いて、現金で渡してましたよ。
え?あなた大正時代の人ですかって?違います!昭和です(笑)

 これでは何も出来ないと思い、年金事務所やハローワーク、税務署に電話をかけまくりました。だって、給与の仕組みが分かってないんですから。
でもね、職員さんみんな優しかったです。
実は、奥様にその後もとても冷たくされて、秘書室は一人個室で隔離状態。こんな私でも、実は心細くて半泣きだったんです。
役所の職員さんが優しくて、思わず電話口で泣いてしまいました泣


「大丈夫ですよ、難しくないですよ。」と、社会保険料とはなんぞや・・から、私を慰めながら、教えて下さいました(涙)
あの時、助けて下さった役所関係の皆々様、お忙しいのに、本当に申し訳ございませんでした。読んでないと思うけど(笑)

 そんなこんなで、何度も奥様にダメ出しをくらいながら、なんとか初めての給与計算が終わりました。
そして現金でお金を下してきて、100人近くの給与を一人ずつ現金を封筒に入れる作業も全部ひとりで、泣きそうになりながらやりました。だって、給与は秘書以外の人には見せてはだめだと言われていましたから、誰にも手伝ってもらえない。

 しかしこれだけじゃないです。同時進行でまだまだやることはてんこ盛り。次なるは経理関係です。さ~どうする、町内会の会計係!!
簿記も持ってないのにどうやってやるのかしらね(笑)

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