⑪仕事を楽しむ姿を子供は見てた
そんなこんなで、給与計算・経理業務・社長のかばん持ち(後半は運転手もやりました)・新規事業立ち上げ・助成金申請などなど、膨大な仕事量を片っ端からこなしていきました。
あ!忘れてました。私シンママです。お子たちは、この間どうなっているのか・・
心配ですよね。こんなお馬鹿ぶりで子どもたちは大丈夫なんだろうか?
社長は、ご自身もお子さんがいらっしゃったので、私の子どもたちの事もとても気遣って下さいました。
残業してると「早く帰りなさい!」と何度も言われました。でも終わんないんだよ~(心の声)と思いながら持ち帰って、夜中にやってました。
入社して間もなくですが、社長から、休日に会社に子どもたちを連れてくるように言われました。
お母さんがどんなところで働いているか見せてあげたら、安心するんじゃないか?というお心遣いでした。子どもたちは、秘書室の私の机に座ったり、社長室のソファーに座らせてもらったりして、楽しそうでした。
家に帰ってから、あの席で、自分はどんな仕事をしているのかを説明してあげました。出来るだけわかりやすく・・
それから会社の事を子どもたちに話すようにしました。新しくこんな仕事をしたとか、お馬鹿な事をやらかした話も面白おかしく
仕事量が多く、知らないことばかりで大変でしたが、不思議と仕事がいやだとか会社に行きたくないと思ったことはありませんでした。
大変そうでも楽しく仕事していることは、子どもたちに伝わっていたと思います。
家で簿記の勉強をしている時に、なんで大人なのに勉強しているのか?と聞かれたことがあります。その時は「お母さんはお馬鹿さんだったから、全然勉強しなかったんだよ~。だから今頃必死に勉強してるの。でもね、勉強するのに遅い事なんてないんだよ!やりたいと思ったら勉強すればいいの。だから、勉強したくなかったら全然しなくてもいい。ただ、大人になってこうなるけどね(笑)」と伝えたのを覚えています。そこから子どもたちが成人するまで、「勉強しなさい!」と一度も言ったことがないです(笑)自分が言われてもやらなかったから無駄だと悟ってたので
この時の社長の心遣いを私は今も忘れず、自分の会社でも行っています。会社のイベントにスタッフのお子さんを呼んだり、保育園に預けている子は、会社に来てもらってママが頑張ってる姿を見てもらったって、ママを応援してもらってます