⑫全力過ぎて気絶!
『ちゃんとした人』として採用された私は、ちゃんとした人になるために、経理・労務実務、新規事業の手伝いなどなど、夢中で知識を習得していきました。
しかし、1年半ほど経ったある日、夜中にトイレに起きた際、突然ふわ~として意識がなくなりました。どっひゃ~ん
その後も何度か意識がなくなり、急に倒れるようになり、ついには左目の下に大きなあざを作ってサングラスをかけて会社に行ったことも・・
秘書がサングラスって(笑)めっちゃ怖い姉~ちゃんです
この気絶は、9年後に起業する際に再び起こるのですが、この時は、なんで意識がなくなるのか分かりませんでした。後から分かったのは、この気絶は血管迷走神経反射というもので、極度の緊張やストレスなどが原因で血圧の低下や脈拍の減少などを起こすことによる失神でした。
※これについては、「血管迷走神経反射~パニック障害」という別タイトルで詳細を書いています。
この会社で秘書というより、なんでも屋の仕事をこなしながら、子どもたちがいますから、子どもたちの食事や洗濯といった日常業務?が発生します。
それに加えて、実は息子が転校してすぐに、「野球チームに入りたい」と言い出し、小学校の野球チームに入りました。大人しい子だったので、自分から野球チームに入りたいと言われたときは、なんだかとても嬉しかった
速攻でチームを探して、すぐに入りました。
しかし、これにより私の休日は全滅しました(笑)
小学校の野球チームを舐めてました平日は練習しないのですが、土日は練習や練習試合・公式試合と毎週のように行われます。親たちも車を出したり、監督やコーチにお茶出ししたり、おにぎり作って持って行ったりと結構忙しい。でも、最初に決めた決心があったので(「やりたいことは全てやらせてあげたい!」←これです)、これにも全力で付き合いました。
最初は大変だな~と思ったのですが、普段あまり子どもと接する時間がないので、子どもが試合に負けて泣いたり、監督に怒られたり、友達とふざけたり・・そんな姿を見れるのが楽しかったですし、学校行事にほぼ行かれなかった私は、ママ友が1人しかいなかったので、お母さんたちと仲良くなれたのも楽しかった
そういうわけで、仕事も120%、私生活も120%でやっていたので、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスを崩して気絶・・となったわけです。
気絶する前は恐怖です。「このまま死ぬんじゃないか、死んだら子どもたちどうなるの?」って・・
自分でもやり過ぎてると感じていましたので、原因はなんとなく分かっていました。このままではだめだ!と思い、土日しっかり休めて、定時に帰れる会社に転職しよう!と、この会社を2年弱で退職しました。
なんと!私が辞めた後、秘書室に3人採用され、私の仕事を3人でやるようになったそうです。なんでやねん
お~~~い!3人分の給与くれ~~い!というのは冗談で、このたった2年弱の経験が私の財産となり、このあと次々に転職先で力が発揮されていきます
次は少し力を抜いて100%位で行こうぜ、私